IATと国際ハーネス大手矢崎による合資会社が設立

ソース: 作者: 日付:2024-03-12 読み取り:195

2月8日、IATと矢崎(中国)投資有限公司(YAZAKIグループの中国本部、以下は矢崎中国)は合意書に調印した。双方は合資会社を設立し、強者連合、共同革新などの方式で提携を行う予定である。まず、新エネルギー車業界の高圧電気システム・コア技術のブレイクスルーを共同で展開し、コア技術の共同開発、国際販売ネットワークの合同調達により、先手を打って高圧電気システムの国際市場に参入する。

双方がIAT本部で商談を行う場面

80余年の歴史を持つYAZAKIグループは、国際市場シェアが一番高い、世界45の国と地域において、500以上の工場と支部を設立し、24万人以上の従業員を有するハーネスメーカーである。全世界に行き渡る販売ネットワークを有し、ほぼ全ての大手カーメーカーに部品供給するほか、世界500強企業にランク入りしたことも多い。矢崎中国はYAZAKIグループの中国本社である。YAZAKIグループ創業80余年以来、中国企業と協力し、合資会社を設立したことは今回で2回目になると言われている。今回の提携に関わる交渉は、一年以上にわたり、双方にとって、大きな歴史的且つ決定的な戦略意義がある。

一般的な業務提携合意書とは異なり、今回の提携において、双方が合意書で明確した事項が多い。

まず、提携方向の面では、国際市場で積み重ねた長年のノーハウ、製品と市場優位性の潜在力を掘り起こし、新エネルギー車のエネルギー消費率と航続距離不安など関連の技術難題をしっかりと打開するため、双方は、本段階において、高圧電気システム領域に注目すると示した。

そして、日程の面では、双方は合意書に次のように記載した。合意書調印日より6ヶ月以内、中国人材が集まった一線都市(中国の都市の中でも重要な地位を持ち、模範的役割や影響力、牽引力をもつ大都市のこと)で合資会社の登録を行うという。

注目すべきなことは、今回の業務提携を高基準、高品質、高速度で推進するため、YAZAKIグループ、矢崎中国、IATの経営陣は計7名のタスクフォースを結成した。IAT宣奇武董事長は自らチームリーダーを務め、YAZAKIグループ原川開部長、神田秀典主管、矢崎中国羅久雅貴副総経理、南部智久副総経理、及びIAT張楽副総裁、魏新柱副総裁という6名の上級管理者はサブリーダーを務めることになる。7名のトップマネジメントからなるタスクフォースは、双方トップの意思決定を代表し、双方の業務提携を重要視することも意味している。

双方はYAZAKIグループで商談を行う記念写真

連携予定の高圧電気システムは新エネルギー車の中核となる部分であり、駆動バッテリーシステム、駆動システム、充配電システムと関連ハーネスシステムなどの領域を含める。将来、双方は各自の技術優位性を生かし、先行開発チームを結成することで、新エネルギー車分野向けの高圧電気システムに関わるコア技術の難題を共同で乗り越えて、顧客と市場にシステマティック・ソリューションを提供する。

今後、合資会社は双方既有の国際販売ネットワークを通して、独自販売システムを急速に構築し、国際新エネルギー車市場で競争力のある、高圧電気システム領域で先頭に立つ優位性を持つ、製品面で共通性とコストパフォーマンスの高い科学技術イノベーション企業まで段階分けて成長する。そして、自動車業界の高圧電気システム領域の技術革新をけん引し続けると決心した。

新たな合資会社の安定発展は、IAT自動車知能化業務の戦略深化、カーメーカーに対するより核心的、全面的、優質なサービス提供、自社と顧客と産業チェーン企業の協力強化につながる。今度の業務提携は、IAT「技術+産業チェーン」海外進出戦略の一環でもある。業務提携の上、YAZAKIグループは、国際顧客に対し、完成車開発と支援のソリューションとコア部品をアピールすることを推進し、IATが「開発+製造+商社」という独特で、三位一体で、相互協調のビジネスモデルを構築することに注力していく。

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