IAT 矢崎と合弁会社設立 高電圧システム開発へ

ソース: 作者: 日付:2024-08-13 読み取り:859

8月8日、阿爾特汽車技術株式有限公司(以下、IAT)は矢崎総業株式会社の中国本部——矢崎(中国)投資有限公司と正式に合弁契約を締結し、新エネルギー車向けの高電圧システムのコア技術開発及びマーケティングを共同で実施する合弁会社を設立することを決定した。これにより、両社は新エネルギー車領域での緊密提携に向けて重要な一歩を踏み出すことになった。

お互いの長所を活用し、共に未来を切り拓く

矢崎総業株式会社は1941年に設立し、世界一流の車両部品メーカーであり、長年連続で世界トップ500社として評価されている。世界最大級の車両ワイヤーハーネスグローバルメーカーとして、矢崎のワイヤーハーネス製品は市場シェアの30%を占め、ほぼ全ての大手OEMをカバーしている。その他、矢崎はスマートコクピット、バッテリー関連部品、ICT関連部品などの領域においても強力な開発能力と技術蓄積を持っている。矢崎が世界46の国に展開された141の拠点、25万人の従業員は、グローバル市場進出に力強い基盤となっている。

IATは独立系自動車エンジニアリング会社として初めてA株市場に上場した会社であり、業界トップクラスの完成車全工程の研究開発及びシステムソリューション能力を持っていて、長年に渡って積み上げてきたノウハウと顧客リソースが新エネルギー車領域での発展に堅固な土台を構築した。矢崎はIATが完成車開発においての強い実力とイノベーション能力に注目し、そしてIATは矢崎が自動車部品のグローバル市場での優位性及び強力な技術と市場リソースに引き付けられた。双方の提携を通じて、お互いの強みを活かして共同で新エネルギー車高電圧システムの重要な技術的な難点を解決することを目指す。

今回の提携において、コア部品は主に新エネルギー車の高電圧システムに焦点を合わせる。高電圧システムは新エネルギー車の「心臓」として、動力バッテリーシステム、駆動システム、充配電システムの領域をカバーしている。双方は先行開発チームを組み、お互いの技術強みを活かし、全機種に適応可能な高通用性、高コスパの高電圧システムソリューション及び製品を共同で開発していく。製品開発企画は既に初歩的に確定し、未来2年以内にコア技術の突破及びシリーズ製品のプロトタイプ開発を完了し、そして段階を踏んで量産を実現する予定である。

市場開拓に向けて、合弁会社は双方既存国内や海外のリソースを活用し、自主販売体制を迅速に構築し、ステップバイステップで新エネルギー車のグローバル市場のトップシェアを目指していく。特に中国市場において、CASE車へのニーズの急速増長に伴い、高圧系部品は車両のコア部品として、市場に注目されるキーポイントとなる。合弁会社はその市場ニーズに応じて競争力のある関連製品を提供し、市場の多様化のニーズを満たすことを図る。

国内を踏み台に、グローバル展開へ

現在、国内も海外もCASE車市場急速発展段階にあり、ユーザーが航続距離、充電効率などの性能指標への注目度が日々高まっている。高電圧システムは新エネルギー車性能の重要技術の一つとして、その市場ニーズも絶えず伸びていく。IATと矢崎の提携は、まさにこの市場動向に狙い、技術革新と製品最適化を通じて、国内と海外市場が高電圧システムへの高性能、高信頼性の要求を満たすこと目指している。

今IATは既に豊かな海外開発経験と市場調査データを積み重ね、矢崎の強力な市場リソースもグローバル展開した。双方はIATの国際業務戦略と矢崎のグローバル市場リソースに基づき、共同でグローバル市場に進出し、高電圧システムソリューションが世界範囲での応用を促進する。同時に、双方は技術開発、サプライチェーン管理、市場開拓などの面において深く協業し、IATの「技術+サプライチェーン」の海外進出戦略と結び付け、独特な「開発+生産+商社」のビジネスモードに成り立ち、相互支援及び共同成長を実現していく。

IATと矢崎の提携は、新エネルギー車高電圧システム領域に技術革新と市場開拓の新しいチャンスをもたらすと同時に、両社のグローバル戦略にも新しい動力が生まれる。提携の深まりと共に、双方は新エネルギー車領域においてより幅広く、より素晴らしい成果を上げ、心を込め、科学・技術で自動車を輝かせることが見込まれている。

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