IATから新型ISDC分散式 ドライブステアリングプラットフォームを発表
ソース: 作者: 日付:2024-09-09 読み取り:507
近日、中国有数の完成車研究開発ソリューションサプライヤーであるIATより、自主開発の駆動コーナーモジュール(ISDC)シャーシプラットフォームが段階的な大きい突破を遂げたことを正式に発表しました。新型インテリジェント、インテグレーテッド、90°回転可能とするこのプラットフォームの登場は、IATが四輪分散式駆動、ステアリング及びアクティブサスペンションの最先端技術分野で更になる飛躍を遂げたことを示しています。
ISDCシャーシプラットフォームはRUBIK.X中央式ドライブステアリングスケートボードシャーシプラットフォームのあと、もう一つの傑作で、IATが完全に自主知的財産権を持っているインテリジェント(Intelligent)、インテグレーテッド(Integrated)、90°回転(Steer)可能の駆動(Drive)コーナーモジュール(Corner)アーキテクチャを導入しています。プラットフォームでの製品アーキテクチャの機能定義、電気機械ハードウェア構造設計の初歩的選定、制御ロジックの開発、ソフトウェアアルゴリズム及びコア特許の計画は既に完了してあり、強力な技術力と先見的な市場布石を見せています。
充実な技術により革新的なシャシーを生み出す
ISDCシャーシプラットフォームは四輪-45°~90°任意のステアリング機能をサポートし、斜行車線変更、後輪追従、真横移動、その場旋回等の様々な特殊運転モードを実現できます。この特性は車両の使用シーンとスマート運転のポテンシャルを大幅に拡大し、ISDCシャーシプラットフォームを高い走行柔軟性を持つインテリジェントロジスティクスモビリティー、インテリジェントモバイルバッテリー、無人運転バス等の利用に特に適しているものにしています。
ISDCシャーシプラットフォームの設計コンセプトのイノベーションはインテグレーションとモジュール化を核心とします。一体化ダイカスト成形技術により車体のモジュール化設計を支援し、部品点数を大幅に減少させ、機械的な結合と構造用接着剤を使うことで製造効率と寸法精度を明らかに向上させています。また、モータールームとトランクルームの最適化により収納スペースを増大し、車両の実用性と柔軟性を更に高めました。
性能面では、ISDCシャーシプラットフォームは四輪ステアリングとドライブの完全な切り離しを実現し、車両の操縦安定性の限界を再定義することができます。ステアリングモーターは減速比の大きい高調波減速技術の採用により小型化を実現し、大トルクアキシアル磁束インホイールモーターは環状分布型マルチピストン及びマルチディスクハイドロリックブレーキを内部インテグレーションすることにより、インホイールの超小型軸方向寸法、効率的なブレーキ性能、及び比較的に小さいバネ下重量を実現しています。
これらの技術革新により、現在の2大モーターアセンブリをスケボーシャーシにマッチさせる際のペインポイントを解決する面でISDCシャーシプラットフォームは業界のトップレベルに達することができました。
また、ISDCシャシプラットフォームはコアモジュールの共通化と軽量化設計にも重点を置いています。前後のアクスルコーナーモジュールを共通化し、左右のコーナーモジュール部品も最大限の共通化を実現し、それにより、製造コストとメンテナンスコストを削減することができました。コア部材のナックルは薄肉シェル型構造で、高圧鋳造技術を採用し、内部空間にはエアスプリングを収納可能で、高耐荷重・軽量化の5リンク独立サスペンションシステム(他の独立サスペンションに比べて)と相まって、優れた操縦性能と乗り心地を確保できました。
同時に、コーナーモジュール下部に設置された特許取得済みのアシストサポートコントロールアームとステアリングダンパーは車両全体の操縦安定性をさらに最適化しました。
ISDCシャーシプラットフォームはインテグレーション設計の面でも優れています。ビーム型エアタンクはエア貯蔵と構造機能を一体化し、上部にはエアサスペンション電子エアポンプ、電磁分配バルブ、エアコンコンプレッサー、電子ウォーターポンプ等の振動部品が統合されています。4つのゴムクッションで車体と接続することで防振します。この高度に統合された設計はスペースと重量の優位性をもたらすだけではなく、システム全体のNVH性能と信頼性も向上させました。
前向きな視点により自動車研究開発を活発化
現在、IATはISDCシャーシプラットフォーム第一段階のDEMO機能展示車の発表を完了しました。この最先端技術成果を早期に実際の生産力に転化するために、プロジェクトの進行に伴い、車種の研究開発に向けてソフトウェアとハードウェアプラットフォームの詳細設計最適化を引き続き推進していきます。
IATのISDCシャーシプラットフォームの発表は技術革新にむけて会社のもう一つの深い模索と実践であります。人工知能技術の進歩に伴い、AIは自動車のインテリジェントコックピット、スマート運転等の分野に徐々に応用され、自動車のスマートレベルを大幅に向上させました。
自動車設計の分野では、AI大規模言語モデルはグラフィック画像処理等の面で革新的な優位性を示しています。IATはデザイン設計、エンジニアリング開発、シミュレーションモデリング等の分野におけるAIを率先して活用し、そうすることで、自動車の研究開発と設計のワークフローを簡素化・効率化し、自動車の研究開発リードタイムを短縮し、研究開発と設計の新モードと新業態を促していきます。
このほど発表された会社の2024年半期報告書によると、IATは正式にNVIDIA Solution Advisor:Consultantのパートナー(ソリューションアドバイザー)となり、Omniverseプラットフォームを設計開発業務に徐々に活用しています。今後、自動車業界における自社の研究開発・設計経験、サプライチェーンリソース、車種データの蓄積、多くの国内外の提携先等の優位性に基づき、AIモデル、インテリジェントシャーシ等の多くの分野でお客様にソリューションパッケージを提供し、心を込めて科学技術で自動車を輝かせていきます。
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